おおなみ こなみ

ポケモンカードメインで書いてます。

引き分けはもったいない話

大会において勝ちの優先度最上位は《勝ち点》です。
勝ち点が多い人ほど上位になります。
対戦に勝つと勝ち点は3点もらえます。
負けると0点です。何ももらえません。

そして引き分けの場合、ここからが大会ルールによる分岐です。
ジムバトルやその他自主大会においては
引き分けの場合勝ち点が1点の場合が多いです。
つまり、お互い1点ずつもらえます。
しかし公式の大型大会の場合勝ち点は0点、負けた時と同じです。


【負けても引き分けでも0点なら、負けるのかっこ悪いし引き分けにした方がいいじゃん!!】


こう考えてる方も少なからずいるのではないでしょうか?
実はこれが大きな間違いなのです。

公式の大型大会のような大規模な大会では《オポーネント計算》というものが行われています。
これは、同じ勝ち点同士の人の中でもさらに順位を決定するための計算です。
たとえば同じ6勝でも、全ての対戦の中で強い人と当たっていた方が上位になります。
その《強い人と当たってる》という判断に《相手の勝ち点》が大きく関わってきます。



例えば、6勝0敗0分、最終戦で引き分けになってしまったとします。
勝ち点は3点×6で18点になります。
さて同じ18点同士の中でオポーネント計算を行います。
すると…同じ18点の中でも、6勝1敗の方が順位が上になりました。なぜでしょう?
それは、《6勝1敗の人の方が、対戦相手の勝ち点が多い》ためです。
(※その日戦った全ての対戦相手の勝ち点を計算するため、絶対にそうなるわけではありません。)

負けの方が順位が上なんておかしくない!?
と思うかもしれませんが、自分が負けることにより対戦相手は勝利し勝ち点3をもらい、自分のオポーネントが上がる(より強い人と戦ったことになる)ためです。
《引き分けてしまうと相手も0点、つまり相手の勝ち点も増えないため損ということになります。》



制限時間まで残り1,2分、自分は勝ち筋消えたけどターン返せば相手の勝ち…
ならいっそ、相手にターンを譲るのが最終的に自分のためになります。
そして、お互い気持ちよく対戦を終わることができると思います。
負けるのは悔しいと思います、残り時間少しなら最後の望みに繋げたい気持ちもあると思います。
どの時点で勝ち筋を諦めるかも人によると思います。
なので一概にはさっさと諦めろとは言えませんが、仕組みを理解すればもらえるポイントも増えるかも…しれませんよ!